**身体意識だけではスイングが崩れる理由
— 振り遅れを防ぐ「棒を振る」基礎メソッド —**
ゴルフの練習では、
「体をどう動かすか」「どこを使うか」
といった“身体意識”に意識が集中しがちです。
しかし実は、身体を主役にしすぎる練習は
振り遅れの原因になることがあります。
■ なぜ身体意識が強いと振り遅れるのか？
ゴルフは “道具（クラブ）を扱うスポーツ”。
にもかかわらず、身体の位置や形ばかりを気にすると──
- クラブが自然に動けなくなる
- 手先と身体がバラバラになる
- 力みが生まれ、ヘッドが遅れる
- 最下点がズレやすくなる
結果として インパクトが安定せず、振り遅れが起きやすくなります。
■ まず意識すべきは「棒を振る」シンプルな動作
上級者ほど意識しているのが、
“身体を動かす前に、クラブをちゃんと振る” という考え方。
クラブを棒として捉え、
スムーズに振り抜くことで…
- ヘッドの重さを感じられる
- 身体が自然にクラブに合わせて動く
- 余計な力みが消える
- インパクトで遅れにくい軌道がつくれる
「クラブが動き、身体がついていく」
この順番が本来のスイングの原理原則です。
■ 正しい練習プロセス（おすすめ）
- 棒を振るイメージで数回スウィング
クラブが気持ちよく走る感覚を重視する。 - 身体は“あとから”クラブに合わせる
形を作ろうとせず、流れに乗る。 - ショートスイングで確認
ヘッドが遅れず、ボール前後の最下点が安定する。 - フルスイングへ発展
無理のないテンポで振り遅れのない軌道をつくる。
■ まとめ
ゴルフは「クラブを正しく振る」ことが先。
身体の形や動きはその結果として整っていきます。
ちょっと視点を変えるだけで、
スイングはもっと楽に、もっと美しくなります。
次回のレッスンでは、
“クラブが動きたがる方向に合わせて体を使う”
という感覚を丁寧にお伝えします。
今日も素敵な一日をお過ごしください✨
